マイタイムライン(戸別防災行動計画)説明会について(1)
〈逃げ遅れゼロを目指して〉
近年頻発・激甚化する自然災害におきまして、既存の防災対策では住民の安全を確保することは難しく、町・地区・個人それぞれで対応策を講じておくことが必要です。
内閣府が公表している阪神淡路大震災の調査結果では、67%が自力または家族により救助、28%が友人や隣人により救助、5%が通行人や公的機関により救助されております。
また、同じく内閣府が公表している令和2年7月豪雨の概要では、死者65名のうち45名(69%)が屋内で発見されており、避難していれば結果は違ったのかもしれません。
この結果から、逃げ遅れゼロを目指すためには、「自分(家族)の身は自分で守る」という意識が最も重要だと推測されます。
このような背景もあり、県では令和2年ごろより住民一人ひとりの防災行動計画の普及活動を開始しました。
〈本町のマイタイムラインに関する取り組み〉
本町は7割が森林であり、緑川や浜戸川等の多くの河川が流れていることから、災害リスクの高い地域となっております。また高齢化率も県内第2位となっており、自然災害への備えには特に配慮が必要です。
しかしながらマイタイムラインの普及においては、県・町ともに普及が進んでおらず、県内全体の作成率も3割程度と低い状況です。
この状況を踏まえ、本町では独自のマイタイムライン普及活動を開始することとし、令和5年度より各地区の公民館等で避難のタイミングや防災に関する説明に加え、参加者にはその場でマイタイムラインを完成していただくための説明会を開催しております。
2~3年計画にはなりますが、町内全地区で説明会を開催いたしますので、ご案内の通知が届きましたら、各世帯から1名のご参加をお願いします。
(世帯数の多い地区は近隣の施設等で開催する場合があります。)
更新日:2024年03月01日