農作業中の事故や熱中症に気をつけましょう!

更新日:2024年06月28日

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農業においては、毎年300件前後の農作業中の死亡事故が発生し、就業人口10万人当たりの死者数も増加傾向にあり、他産業との差は拡大しています。

県内でも農作業中の事故や熱中症が発生しております。

農作業中の事故

農作業中の事故は、農業機械の転落・転倒が多く起きており、特に乗用型トラクタによる死亡事故が多くなっています。

<事故事例1>

牧草の刈り取りのため、農道からほ場に進入した際、約1mの段差 により横転した。初めて入るほ場であり、普段は歩いてほ場の状況 を確認するが、事故時はこの確認を行っていなかった。

<事故事例2>

畑 進入路からではなく、畦畔からほ場を出ようとしたため、トラク ターがウィリーし、後ろにつけていた培土機が外れた後、トラク ターがひっくり返り、その下敷きになった。

転落・転倒事故から身を守るために

【事故防止】危険箇所の確認と対応

1.現場で転落転倒の可能性のある危険箇所を確認

・草が伸びており、路肩がどこまであるか確認できない

・幅員が狭く、路肩が軟弱である

2.具体的な対応策を決定

・危険箇所を修繕、補強する

・草刈りや目印の設置

【被害軽減】シートベルトの装着とヘルメットの着用

・シートベルトの装着

・フレーム・キャビン付きのトラクタを使用(事故時の死亡率が1/8に)

・ヘルメットの着用

安全フレーム
安全確認・対策

熱中症

〇熱中症とは、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。ヒトは暑い環境下や運動時に体温が上がる際、「皮膚血流量の増加」と「発汗量の増加」によりその上昇を防ごうとします。

〇発汗量の増加により、汗をかきすぎると体液を失い続け、体内の水分不足による「脱水状態」となり熱中症になる危険性が増加します。

熱中症症状

【熱中症にならないために】

1.その日の天気や気温の確認はもちろん、熱中症(特別)警戒アラートが発表されていないか確認し、一日の作業内容を考えましょう。

2.高温時の作業や、一人での作業は避けましょう。また、こまめに休憩&水分補給をしましょう。

3.熱中症対策アイテム(ファン付き作業着やミスト扇風機など)を活用しましょう。

熱中症の疑いがあったら