建造物

更新日:2024年03月01日

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霊台橋(れいだいきょう)

[所在地:美里町清水] [国指定:昭和42年6月15日]

国道218号線、当町から矢部町に通じる船津峡、緑川にかかる道路橋で、昔から九州を横断する重要な道で、この橋の利用度がうかがい知れる。石橋としては、代表的な橋であり単一アーチ橋としては日本で最大で、緑川に虹のごとく架かっている。文政二年(1819年)頃より、再三木橋が架けられたがいずれも長持ちせず遂に、当時砥用の惣庄屋・篠原善兵衛の努力によって、現存する眼鏡橋が架けられた。工事は、弘化3年(1846年)2月に始まり、弘化4年(1847年)に完成した。大工棟梁、判七、万助等が技術的な責任者となり、石工は種山の宇助を棟梁とする総勢72人が各地より集められた。昭和41年5月、新霊台橋がその上流に架かるまで、当国道の要衝として1世紀以上に渡り大きな役割を果たしてきた。

雄亀瀧橋(おけだけばし)

[所在地:美里町石野] [県指定:昭和49年11月19日]

緑川の支流である柏川から取水する柏川井手が、雄亀滝の深い谷を通る地点に造られた水路橋である。この眼鏡橋は、当時の砥用手永の総庄屋、三隅丈八が開田の為、柏川井手と言う、用水路の建設を文化10年(1813年)に着工した。
山裾を掘り進み、この雄亀滝の谷間に差し掛かり、この谷をどう水路を通すかと戸惑い、八代郡種山の石工、岩永三五郎と交渉した結果、その快諾を得て文化14年(1817年)水路を通した眼鏡橋を完成させた。これにより延長11キロの井手が完成した。単一アーチ橋で、路面に石造りの水道が埋没されている。

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